2025/03/25

書籍『星野藍の本』

2冊買ったんだ。
星野藍さんの写真集。
未承認国家アブハジア

巨大で無駄な物の魅力と価値

表紙の押しが強いから、少し引いて構えるけど、
中身は、淡々と廃墟的な何かを追いかけていて、
じわじわと興奮が沸いてくる。
建築に携わっているからなのか、
そのスケール感と、その意味の無さ(現在)がビリビリ来る。

それから『旧共産遺産
廃墟なのになぜか美しい

この佐藤藍さんが、もともとは廃墟に行って写真を撮ることが好きだったんだけど
実家が福島の方で、例の震災後全く廃墟に興味が無くなったなか、
チェルノブイリへ撮影に行って、またカメラを手に取り始めた人で、
そこはかとなく漂う、残された人間の無力感が感じられて、
個人的には大好きな写真集。

あそこの廃墟、遺跡、に行ったのも
これが原因のひとつなのかもしれない。

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