2023/01/18

撮影記録『絞りとシャッタースピードと…』

ローライ35のような「距離は目測」とか言うカメラ、
最初は難しいかと思っていたけど、
海外の愛用者の作例を見ると、
パンフォーカスのスナップが多い。
そりゃそうだ。
「ボケ」なんて感覚は日本人の発想らしい。
それも、1990年代くらいに流行り始めたとか。
実際、「Bokeh」とか英語で表記されたりするくらいだし。
海外の方は、「ボケ」より「ブレ」がお好きなようだ。
日本人は手持ちで早いシャッタースピードで、絞りを開放してボケを、
海外は三脚使って遅いシャッタースピードで、絞り込んで被写体ブレを、
どちらもかっこいいんだよな、これが。

話が脱線しちゃった。
ローライ35は、1970年前後に作られて、
当然その頃のドイツに「ボケ」なんて感覚は無いのだw。
パンフォーカスが大前提と言うことは、
絞り値を上げて、被写界深度を深くするので、
厳密な距離は日中ではそんなに必要されないと。

つまり、
「ISO感度の高いフィルムで、絞って、ぼかさない」
もっと簡単に言えば、
「【写ルンです】を再現すれば良い!」
ってことになるわけ。
一度設定したら、あとは野となれ山となれw
シャッター押せば何とかなるでしょ?
で、良いじゃないか。

参考までに、【写ルンです】の仕様など。
フィルム        ISO400カラーフィルム
撮影枚数        27枚
レンズ         32mm f10
シャッタースピード   1/140秒
撮影距離        1m~無限遠

これを再現すりゃ、良いんだよね?って話。
これさえわかれば、フォクトレンダーだって怖くないw

それと、絞りとシャッタースピードとかも、ざっくり。
ISO200はこの中間で





















ローライ35だったら、
ISO400のフィルム入れて、
距離3mに固定して、
絞りをF8~F16(F11が良いかも)、
シャッタースピードを1/125にしておく。
で、晴れたら1/500,曇ったら1/250、雨が降ってきたら帰る(ォィ
夜とかは、ISO800のフィルム使って1/125以下で勝負、ってとこかな。
ネガフィルムのラティチュードは、馬鹿みたいに広いので、
なんとか粘って写ってくれるから、それに頼れば良いかな、なんて。

それと、最初はカラーフィルムをお勧めしたい。
モノクロはねぇ、現像が外注のところが多くて、
(イルフォードは除く)
現像済みのフィルムが手元に届くのに時間がかかるから、
設定の確認とか忘れちゃうんだよねぇ…

近所のキタムラにモノクロフィルムの現像に出したんだけど、
現像に3週間かかるって、現像液を調合するところからやってるのか?
って思うくらい時間がかかる。
モノクロは自家現像できるようになったら楽しいだろうなぁ。
でも、廃液の処理がなぁ。


カラーフィルムなら、店頭で1時間で現像してくれるから、
確認も早くて、設定の見直しもすぐできるので、
自分好みの露出とかを、早く決められると思う。

まぁ、まだ手探りでやっているところなので、
間違っているところもあるだろうけど、
それも含めて写真にしてくれるのがフィルムなのかもしれない。

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