ヤスデを飼育してみたい。
いっぱい脚がある、大抵は気持ち悪がられる生物。
植生は腐植物や菌糸、
体液に毒はあるけど挿したり嚙んだりしない。
かなり温厚な性格で…
簡単に言えば、可愛い。
文化の森の雑木林には、
輪切りにした丸太がいくつか転がしてあって、
それを転がしてひっくり返すと、
多種多様の土壌動物が現れる。
で、マクラギヤスデだ。
これはその丸太の上で見つけたもの。
黄色いのは何かしらのキノコの菌糸 |
黒くて、テラテラして、シャカシャカ動き回るのではなく、
実にのんびり動くところが可愛らしい。
そして早速採集。
採集方法は刷毛でやさしくスイープしてケースに落とす方法で。
ピンセットはつぶしてしまいそうだし、
指が入らないような隙間にいるので手では無理。
飼育して観察 |
加茂地域では未確認らしいということだったので、
研究会のT先生に写真を送り報告。
「ぜひ飼育して生態を調べてください」とのこと。
さて、困った。
飼育環境として温度湿度が判らず、雌雄も分らず、
餌も分らない状態のスタート。
手元にあった、100均のアクリルケースに、
現地の腐葉土と、一緒に捕獲したその他の動物もまとめて入れてみる。
左の色の濃い個体がおそらく成虫。
右上の白いのは、まだ幼いと思われる。
足元の小宇宙をデスクサイドに |
白いものは、いくつかサイズ違いを入手。
写真以外の場所にもいるから、何頭いるかよくわからない。
成虫は別ケースにしたほうが良さそうだな。
共食いの可能性はないけど、
生殖活動の観察とかしたいから。
一風変わった癒し |
動きは緩慢で、生きているか死んでいるかよくわからないけど、
光を嫌うようで、LEDで照らすともぞもぞと影に潜っていく。
夜、何も考えずにボーっと見ていられる、
少し不思議な癒しを手に入れた。
さて、餌だが…
取り敢えずは現地の枯葉を入れておく。
クワガタ用の菌糸ボトルを砕いて入れてみようか?
それともシイタケ飼育キットを買って、
シイタケ食べた後の菌糸を与えるか?
とにかく資料が無い。
ネット上にもあまり出てこない。
本も何が良いか判らない。
動画の記録も残しておきたいから、
Youtubeチャンネルを開設するか…
動画の編集なんてやってられんけど。
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