2023/03/20

蟲『マクラギヤスデとタマヤスデ』

昨年、文化の森の雑木林で捕まえて来たマクラギヤスデ。
どうにも飼育が難しく、成虫は死んだのか蒸発したのか姿が見えませぬ…
若い個体を、カブトムシ用の昆虫マットを入れた、
おニューのケースに移動しました。

ゆっくり動くから和みます




















ここから拡大写真が出てくるから、
苦手な人(まぁ、ほとんどの人が苦手でしょうね)は、
ここら辺で、そっ閉じ、してください。

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さて、続き。
まだ節を数えていないので、どれくらいの成長度か判らないのですが、
色がほんのりピンクになってきている個体もいるようです。
大人になるのも近いかと思います。
ちなみに、完全に大人になると茶色くなります。
前進したり後進したり




















この子が一番成長している感じですね。
大人になり切ったら、可哀そうですが液浸標本にさせてもらいます。
あと、もう少し補充したいので雑木林で捕まえてくる予定です。
17節でしょうか?




















そして、一頭だけ居るタマヤスデの仲間。
この子も実に可愛らしいので、観察を続けています。
一頭では寂しいので、少し捕まえてきたいところです。
ダンゴムシとは違うのです




















ダンゴムシ?と思われる方も居ますが、
ダンゴムシとは脚の数が圧倒的に違うのと、
球モードから通常モードに戻るスピードが遅く、
その後の移動もものすごくのんびりしています。
一言でいえば、とろくてかわいい、でしょうか。




















動画も撮りましたが、手持ちなのであまりうまく撮れませんでした。
テーブル三脚を使って、きちんと撮ろうと思っています。
動画の編集もしたいのですが、現在使っているPCで耐えられるかどうか…
球解除直後




















ついでに。
偶然捕まえてしまっていたワラジ。
あの有名な「まうまわないタイプ」ですね。
「まうやませんせい」が爆誕した瞬間でもあります。
こうしてみると彼らも可愛らしいですね。
餌はヤスデと同じでも大丈夫だと思われるので、
彼らも飼育しながら様子を観察してみようと思います。
まうまわないたいぷ




















こうなるとダンゴムシも飼育するべきなのでしょうか?
そろそろ小娘ちゃんが「気持ち悪い」と言って、
部屋に入って来なくなりそうです。
しかし、落ち葉を分解するにあたってファースト分解者である存在なので、
森や林にとっては、とても重要な存在なのです。
時には、足元のこんな生物に目を向けてみてはいかがでしょうか?

ちなみによく誤解されていることが、
『ムカデは有毒で、ヤスデは無毒』の事ですが、
厳密に言うと、ヤスデも有毒です。
その毒は体液にあったりするので、触った時に分泌したり、
ガスとして発生させています。
咬むことは全くありませんが、触った手で目をこすったりしないよう気を付けてください。
触った時は、速やかに手を洗うようにしましょう。

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